Napsterを買収した米国発の音楽サービスRhapsodyは無料ストリーミングに頼らずブランド力で世界を目指す

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昨年P2Pファイル共有で有名だったNapsterを買収した、米国発の会員制音楽ストリーミングサービス『Rhapsody (ラプソディー)』の成長と動向をまとめてみました。無料と有料、老舗と新興ブランドと面白い要因が色々見えてきて非常に興味深い世界戦略です

【2011年10月】

Rhapsodyは競合の音楽ストリーミングサービス『Napster』を買収したことを発表しました。1300万曲の楽曲カタログを持つRhapsodyの有料会員数は800,000人と言われ、米国ではNo.1の地位にありました。新興のSpotifyは7月の米国進出以来、会員数を着実に伸ばしている中、Rhapsodyのユーザー数を拡大してSpotifyに対抗する姿勢が伺えます。

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【フリーの音楽ストリーミング】

ライバルのSpotifyやMOG, Rdioなどの音楽サービスでは、TwitterやFacebookでシェアするなどのリスニング行動によってフリーの視聴時間が増える仕組みを使って無料会員の参加を促しす成長戦略を取っています。

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不思議なことにRhapsodyは無料で音楽を提供しません。14日の無料トライアル期間を提供するのみで、以降はPC、モバイル等60種類以上の機種から視聴可能な月額10ドルのプレミアムプランを提供します。
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同社の社長であるJon Irwin (ジョン・アーウィン)氏は昨年10月、Business Insiderの取材で成長戦略では、『無料プラン』は市場の動向を観察する意向であって導入する予定はないと明かし、一方で買収したNapsterのブランドや海外でのプレゼンスを有効活用し米国以外の地域でサービスを展開したいと述べています。2001年に設立されたRhapsodyは、競合よりも大手レコード会社と長期的な関係を維持し、また無料でストリーミングできる契約も締結済みだとIrwin氏はBusiness Insiderに明かしています。

【モバイルとの連携】

その他の差別化として、Rhapsodyは携帯キャリアやケーブルネットワークとの提携を進めています。月額60ドルでMetro PCS(加入者900万人)のプランに加入するとAndroid携帯にプリインストールされたRhapsodyで音楽が聴き放題できます。またケーブルネットワークとも提携の可能性を探っているとIrwin氏は言っていました。

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【2011年12月】

Rhapsodyは、有料会員数が100万人を突破したと発表しました。その中で50%以上の有料会員はモバイルや家電から音楽ストリーミングしていることが分かり、この分野の成長がユーザー数拡大に結び付きました。

【2012年1月】
Napster Internationalを買収したことを発表しました。これにより、RhapsodyはNapsterブランドでサービスを英国とドイツで展開します。今後は速度、インターフェース、プレイリスト管理を強化したウェブアプリおよびモバイルアプリが展開するそうです。

*    *
個人的な関心は、Napsterのブランドを使いSpotifyからシェアを奪うことができるかどうかということです。Spotifyは欧州では既に地位を確立したサービスで、展開する12カ国中11カ国は欧州です。例えば英国ではSpotifyが会員数で1位で、Napsterは2位にいます。とは言えSpotifyはドイツにはまだ進出しておらず、Napsterは2005年から展開しており70%のシェアを有すると言われています。

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Napsterの利用度は分かりませんが、知名度はありそうです。逆にSpotifyユーザーはFacebookからの利用などアクティブユーザーが多いような気がします。

IFPI(International Federation of Phonogram and Videogram Producers)が発表した「デジタル・ミュージック・レポート2012」(pdf)によれば、会員制音楽サービスの有料会員数は世界中で1340万人に到達し、2010年の820万人から65%増加しています。

世界で知名度ある企業が新サービスを立ち上げるとして、ネームバリューだけでは新たに市場開拓はできない環境になった感がします。ナップスターも10年間に渡りサービス提供していましたが、低迷は避けられませんでした。反面、Spotifyのような新しいサービスが一気に拡大しやすい環境であるとも言えます。そうなると、『無料と有料』など今まで行ってきたビジネスモデルや形態を延命するのではなく、覆してでも競争していかなければならず、思い切った決断だったり周囲への利便性の理解促進も必要だと感じます。

2012年はこのトレンドから見て、各社にとって市場拡大の大きなチャンスの年になるかと思います。

10年前には無料で音楽ファイルをダウンロードしまくりだったNapsterが、時を経て無料音楽に背を向けて有料化で生き残りを図ろうとするなんて、皮肉だとは思いませんか?

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アーティストと音楽ファンのつながりを示した図式で見る2011年オンライン音楽消費トレンド、楽曲再生回数は640億回に及ぶ

音楽情報解析サービスのNext Big Sound(NBS)が公開したデータによれば、FacebookやYouTubeなど2011年にウェブサービスで視聴されたオンライン音楽コンテンツは640億回に及ぶことが分りました。同社がまとめた2011年のソーシャルメディアでの音楽ファンの行動データをまとめたインフォグラフィック『2011 State of Online Music』の内容をご紹介します。

NBSは、オンラインやソーシャルメディアでの音楽に関するファン行動データを分析する企業です。FacebookやTwitter, YouTube, SoundCloud, Last.fmなどオンライン音楽サービスからオープンなデータを収集しチャート化と独自の分析を加え、レコード会社のマーケティング担当やアーティストマネジメントなど音楽関係者が投資を効率化するためのデータベースツールを月額制で提供します。

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今回発表されたデータは、視聴されたデジタル音楽、動画、アーティストプロフィール、ファン数等の増加とNBSの解析をまとめた、総楽曲消費数、ファン数(フォロワー数等)、閲覧数、各ウェブサービスの前年度比の成長と最も人気のあったアーティスト、ソーシャルメディア上の人気チャート『The Social 50』、ソーシャルメディア上での人気拡大度を測定したNBS独自のチャート「NBS 25」デビューからThe Social 50にランクインするまでの速度をランク付けした『The Big Sound of 2011』です。

【2011年】
新規楽曲再生回数:64,876,491,602曲(楽曲+動画あわせる)
新規獲得ファン:3,433,149,332ファン
プロフィール閲覧回数:16,182,060,299回

 

例えば5分の音楽を640億回再生したら、5,333,333,333時間!これをFacebookのユーザー数8億人分で考えた場合、一人当たり402分となり、約80曲の音楽と接触していることになります。総務省が発表した日本人の固定・携帯での通話時間総数が41億時間なので、これを10億時間以上も上回っている結果です。まあ通しで聴く人は少ないから、参考値になれば。

ご注意いただきたいのは、例えばFacebookやTwitterの数値ですが、これはSNS上で(SpotifyやMOGなどで)聴いたりシェアした音楽の回数ではなく、アーティスト・レコード会社ページのファン数やフォロワー数を表します。Next Big SoundはSpotify, Pandora, Rdio等の音楽サービスからのデータ解析を2011年内に追加したので、その理由からこれらのサービスを考慮しなかったと考えられます。

サイト上でチャートにマウスオーバーすると、アーティストのデータ詳細が見えるインタラクティブなチャートになっています。

例えばフー・ファイターズの場合。

【成長率】
SoundCLoud 231% (楽曲再生、アカウントのフォロワー数、コメント数)

Twitter 104% (フォロワー数)

Vevo 97% (動画視聴数)
Facebook 96% (アーティストページのファン数)

YouTube 62% (動画視聴数、チャンネル購読数)
MySpace 6% (再生回数、フレンド数、ページ閲覧数)

Wikipedia アーティストページ閲覧は97億PV

ReadWriteWebは、(差し引いて読んでと前置きして)ソーシャルウェブのチカラで、無名・インディー系アーティストがメジャー所属の大手アーティストよりも注目を集めることが可能になったと説明しています。

特に無名アーティストでも手軽に音楽を発表できるSooundCloudの成長を例に挙げ、さらに、ソーシャルウェブ上の音楽ファンの行動をまとめた『The Social 50』チャートに、レーベルに所属していない新人アーティスト3人がランクインしていることも指摘します。

hypebotは、ソーシャルメディアによって人気アーティストが違うことに注目します。SoundCloudではDJ Bl3nd, The Weeknd,The White Pandaなど無名アーティストがトップ5を占めます。一方、その他のSNSではレディーガガやジャスティン・ビーバー、リアーナ、ケイティ・ペリー、アデルなどネット上で常に話題になるアーティストが上位を占めています。結果彼らは年間を通して売上にもつなげています。

個人的に考えたのは、ソーシャルメディアでつながった音楽消費がより身近になってきたことです。例えば、SoundCloudの音楽をTwitter上で聴くこと、YouTubeの動画をFacebookでシェアする、またはPitchforkのニュースでアーティストの新曲をSoundCloudで聴いて、TwitterでRTした後にアーティストのFacebookページに飛んで、リリース情報をいち早く知りたいために『Like!』した後にウォールにあるYouTube動画を見る(笑)。自分が普段接するSNS内で複数のサービスから音楽に接触し、共有する人が増えたことが、高い成長率増につながったと考えています。

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新人にもオープンなPRの機会、複合的で継続的なファンとのつながり、SNS同士の連携、これらのトレンドが起きているということは、今後の音楽ビジネスはどのチャネルに比重を置くかに加えて、どのように消費者が消費するかを考えたほうが、目的(購買、ライブ、メルマガどか)に最適なつながりをファンとソーシャルメディアで形成できる可能性が高いと思いました。

販売は低迷かもしれませんが、オンライン上の情報量は増える一方です。そして、ソーシャルウェブを活用することで、誰もが楽曲を手軽に投稿でき、レコード会社や広告に依存することなくPRすることが可能になりました。どのようにして人に注目してもらい、継続してソーシャルメディアで共感し共有してもらえるかが、大きな要因であることが分ります。音楽プロモーションへのアプローチの再構築が必要とされるのではないでしょうか。

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詳細なチャートはこちらでご覧ください。

 【チャートの見かたの注意】

「The Social 50」:チャートは各週の各データを集計し合計した数値を示したもので、複合的に数値の高いアーティストのランキングになっています。

VEVOとYouTubeの違いについて:VEVOの視聴回数はウェブ上に埋め込まれた動画コンテンツを含む総数を集計しています。従って、YouTubeのVEVOチャンネルもVEVOの再生回数としてカウントしており、YouTubeとのダブルカウントを回避しています。

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ソーシャル音楽共有プラットフォーム「SoundCloud」がユーザー数1000万人を突破, 6か月で500万人増

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誰でも自作の音楽を簡単に投稿しシェアできる、ソーシャル音楽共有サービスの「SoundCloud」は、ユーザー数1000万人を突破したと発表しました。2011年7月の段階では500万人だったユーザー数はわずか6か月で50%も増加しています。

SoundCloudは、ジャンルにとらわれない音楽ファイルをウェブ・SNS上で投稿、発掘、共有できる、「YouTubeのオーディオ版」と呼ばれる無料サービスです。

ブログやサイトへの貼り付け機能、数多くのアプリケーションとの連携やモバイルアプリ,RadioheadDeadmau5をはじめとするアーティストプロモーション等を提供し、様々な形式による音楽体験を世界中の音楽ファンやネットユーザーに提供しています。また、クリエーターやブランド向けの有料プランでは、ストレージ容量やアートワーク、購入機能等それぞれの用途に最適化した利用を実現します。(詳細にご興味ある方がいらしたら、微力ながらお手伝いしますので、ご連絡ください)

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ブログでは、1000万ユーザーに到達した幾つかの要因をリストアップしています。

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個人的には、上記以外にもMeetup等ユーザーコミュニティとのイベントだったり、SNS上での対話だったりリアクティブな対応だったりを高いレベルで行っていることも人気を集める要因になっていると感じます。

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SoundCloudとファン、ファン同士が音楽に共感し体験を共有するコミュニケーションを行うことで、複合的に組み合わさり「人」でつながるコミュニティによって成長しているサービスだと思います。2012年にはどんな新しい体験がSoundCloudで実現できるのか、次なる飛躍に期待が高まります。

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Skype設立者が作った会員制音楽ストリーミングサービスRdioがドイツとオーストリアでサービス開始

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音楽ストリーミングサービスのRdioは、 ヨーロッパで初めてドイツでサービスを開始し、さらにオーストラリアでも開始しました。米国、カナダ、ブラジルを加えた5カ国に拡大し国際展開を強化してきました。

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日本であまり話題にならないので、サービスを簡単にご紹介。Rdioは2010年にローンチした比較的新しい音楽サービスで、サンフランシスコに拠点を構えます。SkypeやP2PサービスKaZaaの設立者Niklas Zennstrom氏とJanus Friis氏が創設したサービスです。

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Niklas Zennstrom at Le Web 11 image via Flickr LeWEB11

Rdioは、1200万曲以上の楽曲カタログをデスクトップアプリやブラウザ、iOS, Android, BlackBery, Windows Phoneのモバイル機器でストリーミング再生することが出来ます。
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Rdioは広告・クレジットカード登録がない聴き放題だけど制限がかかるフリープラン(米国オンリー)、ブラウザまたはアプリが利用できる『Rdio Web』(月額4.99ドル)と、モバイルアクセスが付く『Rdio Unlimited』(月額9.99ドル)のプラン3種類を展開します。今回発表となったドイツでは、「Rdio Unlimited」の7日間フリートライアルにサインアップができ、価格はRdio Webが4.99ユーロ、Rdio Unlimitedが9.99ユーロになるとのこと。

全く関係ありませんが、個人的にはSkypeのエンジニアさんや経営者達は, PayPalマフィアのように「Skypeマフィア」となって今後どんどん業界で活躍していくかもと勝手に予測。。。

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RdioはFacebookが9/23のf8で発表した連携強化で合意した音楽サービスの1社であり、ユーザーが聴いた曲がFacebookのティッカーやタイムラインで共有できます。これにより、友人と一緒に聴いたり新しい音楽を見つけたり、Facebookのつながりをきっかけに音楽体験の機会を増やしています。ただ、Facebookの発表では「(f8以降)登録ユーザー数が30倍増加」とありましたが、AppDataのデータによれば、月間アクティブユーザーが60,000人を突破するくらいで、あまりFacebook連携のメリットは見られず競合のSpotifyにははるかに及びません。

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差別化

比較されることが多いクラウド型音楽サービスの分野において、Rdioがユーザーに支持される理由の一つに、洗練された使いやすいインターフェースデザインがあります。

また画面上でアルバムカバーが表示されるだけでなく、Facebook連携による友人の音楽共有や、Rdio独自のレコメンデーション/音楽発掘機能によりヘビーローテーションする曲が表示されるなど、ソーシャル機能を組み合わせた新しいコンテンツ開拓を実現しています。友人やユーザーが何を聞いたかを見ながら、簡単に音楽発掘を行いユーザー同士で共有して共鳴することが簡単に行えることが高く評価されます。

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独自の音楽発掘機能によりヘビーローテーションが表示されたりもする image via nerdology

デスクトップアプリに加え、ブラウザからもアクセス可能なので、アプリオンリーのSpotifyと違いDLが必要なくなります。APIが利用可能なので、アプリケーションを作成してサイト外でも音楽を体験できる場面がつくれます。

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また、米チェーン店のTargetでギフトカードを販売したり、家族(グループ)割り割引料金プランを導入するなど、人のつながりやリアルの場でのインタラクションを通じて音楽を楽しみたいユーザーを支援しているように思えます。

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またRdioは電子書籍サービスのKoboと提携し、発表されたタブレットKobo Voxにプリインストールしたアプリ経由で音楽を視聴できる契約を締結しました。Koboといえば、11月に楽天が買収した会社。もしかしたらRdioと楽天???楽天が音楽サービスに進出する???デジタルコンテンツ販売に注力するのであれば、音楽コンテンツは広いユーザー層に届けることができる魅力あるコンテンツであることに間違いないと思います

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デバイス以外にも通信キャリアとパートナー契約することで、(アプリDLや課金プロセス等削除できるので)デバイスとサービス間の連携がスムーズになり、テクノロジーに興味のない消費者層も(マーケティング次第で)使いたいと感じてもらうことができれば、生活の中で音楽への選択肢が広がる可能性があると感じました。

ラジオ派またはDJ派?ネットラジオPandoraの人力レコメンド機能に対抗する音楽情報解析「Echo Nest」搭載のSpotify Radio

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みなさんはラジオ派ですか?一人DJ派ですか?

12月9日、音楽ストリーミングサービスのSpotifyはネットラジオ機能である「Spotify Radio」を刷新しました。Spotify Radioは好みに合わせて自動で音楽再生する従来のラジオ機能に加え、新機能として無制限のラジオ局設定、無制限の曲のスキップ(早送り)、そして強力なレコメンデーション機能が追加されました。

下の写真のようにアーティストまたは曲で「Start Artist Radio」をクリックするだけで、選んだ曲をベースに1500万曲のカタログから自動的に次々と同じスタイル・ジャンルの曲を自動再生してくれてパーソナル化したオンラインラジオ(プレイリスト)を無料で構築できる、非常にシンプルな機能です。Spotify Radioはサービス展開する12カ国全ての無料会員と有料会員どちらも利用が可能です。

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以前は全く不評だった「Spotify Radio」を今回のアップグレードから強力に支援しているのが、音楽データに基づく楽曲レコメンデーションをアプリやサイトに提供する音楽情報解析サービスの「Echo Nest (エコーネスト)」という企業です。

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Echo Nestは、デジタル音楽コンテンツにおけるアーティスト、楽曲、アルバムなどの評判、テンポ、楽器、キーやハーモニーなどの楽曲特性、ストリーム再生やダウンロード、再生回数、行動パターンなどのユーザー特性を機械的に解析する企業です。同社のプラットフォームには3000万曲に関する50億のデータが蓄積されており、これらのデータをメディアや音楽サービス企業、開発者コミュニティに提供し、このデータに基づく特別なアルゴリズムによるAPIを利用してレコメンデーションエンジン、検索エンジン、プレイリスト機能、位置情報アプリ、音楽ゲームなど200以上のアプリケーションが開発されています。彼らの顧客にはMTV, BBC、ノキア、ワーナーミュージック、EMI、MOGなどがいます。

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Spotify Radioの発表以来、どんなレコメンデーションが音楽には最適か?の議論が起こっています。具体的には「人 vs マシーン」によるレコメンデーションと音楽発掘についてです。

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米国には圧倒的なユーザー数を誇るネットラジオサービス「Pandora」 があります。登録者数1.25億人という幅広いユーザーベースを持つPandoraは、ユーザーからのフィードバック(Thumb Up/Down)と自社開発の『Music Genome Project』(ミュージック・ゲノム・プロジェクト)という人力の解析によるコンテンツレコメンデーションを採用しています。

現在Music Genome Projectには90,000組以上のアーティストの900,000曲のデータが分析され蓄積されています。同社には音楽分析家でミュージシャン25人ほどの音楽学者が在籍しており、1曲づつテンポや色調、さらにはザラツキ感まで楽曲の特性を分析しており、彼らの解析データをベースに似たスタイル・ジャンルの楽曲を自動で再生します。この機能によって、Pandoraユーザーは検索する必要もなく、聴きっぱなしすることが出来ます。

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こういう2社が同じようなサービスを提供してくると、大抵は「どちらが優れている?」「勝ち残るのはどこ?」と比較し始め、今まさに米国メディアが議論をしている時ですが、自分は全く違う考えです。それは機能面での比較ではなく、ユーザー層での比較にネットラジオの今後の可能性が見えてくるからです。

ラジオは新しい音楽の発掘や無制限な聴き流し(ストリーミング)に最適なサービスです。また大多数のライトユーザーが簡単に利用できる利点があるので、新規顧客獲得につながりやすいと考えられます。ビジネス的な話をするなら、今回のSpotify Radioはこの分野を開拓することで、新たなユーザー層の拡大または差別化で他社サービスのユーザーを乗り換えさせる戦略を狙っているでしょう。(例えば、Spotify Radioは無制限ですが、Pandoraには1日最大12スキップ、100局までの制限があります)

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しかし両サービスは、同じラジオ機能でもアプローチが異なるように見えます。Pandoraは『ラジオ』に軸をベースに音楽体験を提供し、Spotifyは『音楽コンテンツ』をベースにした音楽体験を提供し、その一部でラジオ(やその他の機能)を提供している感じがします。

PandoraはラジオをPCやモバイルから車載システムに展開することでラジオ利用者のニーズを満たします。

一方でSpotifyは豊富な音楽コンテンツをあらゆる場所と形態でアクセスできるようにすることに注力し、ネットラジオ利用者向けの専用サービスを1事業として開始しました。

Pandoraではユーザーがラジオリスナーとなり、Spotifyはユーザーが主役となって音楽をキュレートすることで、全く異なる音楽体験と価値観でコンテンツを消費します。

ラジオ好きはPandora、レコード屋で選曲好き(個人でDJ)はSpotifyという図式になると予測ができ、長期に見ると互いが個々のユーザーが喜ぶサービスを提供出来ると思います。短期的にはSpotifyがユーザーを獲得するでしょう。ですが、どちらもサービス内容やデバイス、コンテンツなど拡張性の高いサービスかと思います。今後どれだけPandoraとSpotifyがラジオの価値と市場を拡大できるかがカギになる気がします。ラジオという手軽なメディア、音楽という共感しやすいコンテンツが融合するネットラジオが拡大すれば、「ラジオ復活」となるかもしれません。

両サービスに言えるのは、ユーザーや消費者が自分の好みに合う選曲をいつでもどこでも提供するサービスだということ。決してサービス事業者が主体になることはない。音楽を世の中の人に届ける最良の方法を両社は常に追い求めて、音楽と生活をむすびつける仕組みを具現化していることは素晴らしいことだと思います。

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SpotifyとPandoraについての紹介

Spotifyは、ソーシャル機能を搭載するオンデマンド定額制のクラウド型音楽サービス。フリーミアムのビジネスモデルで、無料プラン(広告、再生時間制限付き)と2種類の有料プラン(広告・制限無し)を提供しており、ユーザーはPCやモバイル、アプリ経由で1500万曲から好きな音楽をいつでもどこでも聞き放題で堪能できます。
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現在欧米12カ国で展開しており、2011年にはアクティブユーザー数1000万人、有料会員数が250万人に到達するほど急速に人気を集めています(比較すると、モバイルSuicaユーザーが5年目の今年250万人に達したそうです)。
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また11月30日にはアプリケーションプラットフォームを発表し、サードパーティがSpotifyの楽曲カタログを利用したアプリケーションをデスクトップで無料また有料会員に提供し始めました。

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Facebookとの連携強化、アプリプラットフォーム、そしてオンラインラジオ機能。

一方のPandoraは2000年に「Music Genome Project」をサービス化するPandora Media(前Savage Beast)として設立され、タワーレコードやBorders, ベストバイなど小売店の音楽キオスク向けにレコメンデーションエンジンを提供してきたB2B企業でしたが、戦略転換し一般消費者向けのネットラジオとしてPandora Radioを2005年にローンチしました。米国のみのサービスで、広告入り+制限付きの無料プランと広告/制限無しのプレミアムプラン(年間$36)の2通りを展開しています。

どちらも日本からは利用ができないサービスですが、もし機会があれば、もしくは知人でユーザーがいれば、一度両社のサービスが体験と消費を聞いてみてください。

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ソニーのクラウド型音楽ストリーミング「Music Unlimited」がiPhoneやiPadでも利用可能に(海外のみ)

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ソニーは、同社が提供する聴き放題の定額制音楽ストリーミングサービス「Music Unlimited」をiOSデバイスで展開することを、開催中のCESで行われたメディア向け説明会で明らかにしました。

ソニー・エンターテイメント・ネットワーク社長のTim Schaaff氏は、同社が今四半期中にiPhoneおよびiPad向けの無料アプリを配信開始すると述べました。Music Unlimitedアプリは、ソニーのネット未接続状態でも再生可能なオフラインキャッシュ機能が搭載されるとのこと(プレミアムプラン会員のみ)。

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2010年12月にローンチしたSony Music Unlimitedは、現在13カ国(米国、英国、ドイツ、オーストラリア、フランス、アイルランド、イタリア、ニュージーランド、スペイン、新たにデンマーク、ノルウェー、スウェーデン、フィンランド)で提供される音楽サービスで、ユーザーは1500万曲の楽曲カタログからブラビアTVやブルーレイプレーヤー、PS3/PSP、Vaio、アンドロイド携帯などでストリーミング再生することが可能です。Shaaff氏によれば、同サービスのアクティブユーザー数100万人以上だそうです。

去年のCESから

説明会でShaaff氏はサービスのiOSデバイスへの提供について、ソニー製品以外でソニーのサービスを使ってもらうことで、将来的にソニーのお客様になってもらいたいという考えを述べています。

この動き、また一つ、ただの音楽サービスが新市場に進出したけれど、難しいなという印象です。ただソニーユーザー間でどれだけもりあがっているのか、知りたいところです。もし同サービスが他社のようなFacebook連携やソーシャルグラフを活用した共有機能を強化するのか?既に対応済みなら、話題になると思いますが...

エコシステムを構築するほど、市場の大きなプレーヤーになるとはあまり考えられません。なぜならソニーのサービスでは自社製品・サービス同士の差別化、そしてSpotifyやRdio等すでにモバイル分野に進出している他社との差別化が難しいと感じるからです。

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それから、いつも海外の音楽サービスのレビューをまとめてくれる、@anno69 さんのブログに書かれていた記事が悪い意味で非常に印象的で、他社とは劣るサービス内容というイメージが自分の中にはあります。

また料金プランも残念です。Music Unlimitedは30日の無料トライアルが存在しますが、料金プランが2種類しかなく、しかも両方とも有料です。ベーシックプランは月額$3.99で(地域によっては利用できる楽曲が異なります)、無制限のオンデマンド再生やプレイリスト作成が可能なプレミアムプランは月額$9.99です。無料プランがあれば、競争性を少なくとも開始時だけでも見せられたのでは?

本当に気になるのは、日本でのサービス開始!日本の会社であるソニーが日本そしてアジアでサービスを展開していないのは、ライセンス契約など事情が絡んできているからでしょうか?もし詳細をご存知の方がいれば、ぜひ教えてください。

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ソーシャル音楽共有プラットフォーム「SoundCloud」のクリエイティブすぎる2011年版ベスト音楽キャンペーン事例のまとめ

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2011年はベルリンを拠点とする音楽共有プラットフォームの『SoundCloud』ユーザーとクリエーターにとって、最もに満ちた一年だったのではないでしょうか。 2007年に創設されたSoundCloudは、オンライン上のあらゆる場所で音声ファイルを簡単に共有できるサービス。「音声のYouTube」とも言われる同社2011年10月にはユーザー数800万人以上にまで成長しており、デジタル音楽の領域で新たな分野を開拓して、ユーザーにリアルに共感できる価値を提供する可能性を感じさせるサービスの一つです。

SoundCloudではクリエーターが音楽コンテンツを簡単に録音、投稿、シェア、プロモートでき、音楽ファンは発掘、再生、シェア、購入、ダウンロードすることが可能です。SoundCloudはこの流れを一つのサイト内だけでなく、様々なツールなSNS内で実現でき ユーザーに最適化した選択肢を提供します。自分に適応したフローの中で音楽を提供/体験することで、SoundCloudコミュニティ、ソーシャルグラフ、インタレストグラフから好きな音楽や新たな発見からつながる「ソーシャルネットワーク」を形成できる楽しみが、成長の理由かと自分は考えます。

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そして、以前の音楽サービスでは困難だった、Facebook, Tumblr,ブログなど他SNSサービスとの連携を実現させただけでなく、サウンドウェーブやアルバムカバー、インタラクティブなどビジュアル要素を組み込むことによって、好きな場所で視覚的に音楽を楽しむ選択肢が増えたことができ、デジタル音楽に新たな価値を作り出したことも人気の理由かと思います。

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共同創設者兼CEOのAlexander Ljung image via Flickr Leweb11

最近はDIY系音楽クリエーター以外にも、大物アーティストやレコード会社、更には大手オンラインメディアやトーク番組、企業団体のポッドキャスト等オーディオが含むコンテンツが多様化してきています。同社CEOのAlexander Ljung氏(アレキサンダー・ヤング)は、将来的にウェブの世界では「オーディオ」が動画よりも大きな存在になると昨年行われたカンファレンスで語っています。

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ビジネス開発マネージャーのDavid Adams氏がSoundCloudを活用して音楽ファンとコミュニティへ音楽を2011年の音楽プロモーションキャンペーン事例を総括した記事をブログで公開しているので、抄訳でご紹介します。長文ですので、月ごとのテーマを以下にまとめてみました。

1月:オーディオダイアリー、2月:インタラクティブパズル、3月:クラウドソーシング、4月:ウェブアプリ「Takes Questions」「Premiere」、5月:画像、6月:SoundCloud Impoter, 7月:Social Unlock, 8月:ウェブアプリ「Competition」、9月:位置情報、10月:モバイルアプリ、11月:インタラクティブオーディオマップ

1月
英国の白人ラッパーのExampleことElliott Gleave米国バンドのYacht(ヨット)がツアーの様子やバンドの裏話をラジオ番組風に語るオーディオ番組を公開しました。Exampleのトーク番組「CodPast」はツアー中のバンドメンバーやゲストアーティストを交えて、裏話や発表予定のアルバムの制作について30分ほどゆるく語る形式で、「米国からもダウンロードされてたし、変わった場所で言えばウズベキスタンやヨルダンからもDLされてたな」と番組中で言っていす。

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情報配信がどの程度リーチしたかを正確に測定できる点も、オンライン戦略には効果的ですね。(SoundCloudにはDLやコメントを管理できるツールも提供されます)。
image via Flickr alexanderljung

2月
米ロックバンドのThe Manchester Orchestraは、5月にリリースする新アルバム「Simple Math」の先行シングルをSoundCloudでストリーミング配信しました。配信に辺りバンドはインタラクティブなバーチャルパズルをサイト上で展開し、パズルを完成させることで新曲がいち早く聴けるプロモーションを開始しました。

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http://www.webuiltthishouse.com/


3月
英国のクラミー賞受賞アーティストImogen Heapラッパーの50セントは、SoundCloudで直接ファンとコラボレーションするクラウドソーシング的手法で, 新曲を制作する企画を実現しました。Heapは予め制作予定をサイト上で公開しておき、スタジオの様子をUstream中継しながらわずか2週間で新曲「Lifeline」を完成させました。

 

Heapはファンとコラボした曲作り(+動画、アートワーク)をシリーズ「Heapsong」として発表しており、これらの曲は2012年発売のアルバムに収録されるそうです。また50セントは自身のコミュニティサイト「Thisis50.com」で以前にもSoundCloudを利用したリミックスコンテストを開催(1,500件ほどの応募)したり, 投稿された音源やアーティストを数百万PVを持つサイト上で公開するなど、テクノロジーの連携活用に積極的なアーティストの1人です。

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ソーシャルメディアや自身のウェブサイトで精力的に情報配信とファンへのコミュニケーションを積み重ねてきたHeapと50セント。 オンラインでつながるコアなファンとの強いつながりから相乗効果を生み出した素晴らしい取り組みだと思いました。

4月
SoundCloudはフォロワーが音声で直接質問できるソーシャルオーディオQ&Aウェブアプリ「Takes Questions」を発表しました。この無料のウェブアプリを通じて英ロックバンドの「ザ・ブラックアウト」Everything Everything, 米バンドのAll TIme Lowはファンと直接対話する場所(パーソナルサイト)を構築、曲作りのティップやバンド活動のアドバイスなど寄せられた質問への直接本人達による回答を公開しています。

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また、アーティストが新アルバムや新曲配信をサイト上で簡単に構築できるウェブアプリ「Premiere」がローンチされ、ビースティ・ボーイズがこのアプリを通じて新曲「Hot Sauce Committee」(explicit版)の世界プレミア配信を実現しました。(Manchester Orchestraも同様にアルバム配信で採用)

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5月
エレクトロニックアーティストのMoby新アルバム「Destroyed.」のPRに、SoundCloudとInstagram, SimpleGeoをマッシュアップしたマイクロサイトを公開しました。サイトではアルバム全曲のフルストリーミングに加え、自身の投稿や世界各地から投稿されたハッシュタグ「#destroyed」付きのInstagram写真をマップで示したインタラクティブなウェブ体験を実現しました。
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投稿されるのは夜中の2時の写真限定(アルバムのコンセプト)と特別な時間帯に設定したことで、投稿写真を見ながら自分と同じ世界各地のファンの思いに視覚的に共感しやすくなりそうです。

またビョークは新アルバム「Biophilia」発表に向けて、自身のサイトをリローンチし、SoundCloudを活用したインタラクティブなHPで新曲のプレミア配信を開始しました。

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6月
フー・ファイターズは新しいシングル「Walk」の音楽PVを公開しました。

バンドはPVのプロモーション用にある電話番号をビデオ内に隠し、見つけたファンが電話するとデイブ・グロールのスペシャルメッセージが聞け、さらにファンもバンドにメッセージを残すことができるプロモーションを行いました。さらにバンドは設定した電話やeメールへのメッセージを簡単にオーディオへ変換できるSoundCloud Importerを使い、印象的なメッセージ20選をSoundCloud上で発表するという粋な計らいを魅せてくれました。

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7月
英国のインディレーベル、ドミノ・レコーズザ・キルズ(The Kills)の新作「Blood Pressures」をいち早くSoundCloudでストリーミング配信を開始しました。サイトでは、Facebookのいいね!ボタンをクリックしファンになることで、SoundCloudのフルオーディオが聞けるプロモーションを行いました。
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またSoundCloudはSNSで口コミをしてもらう対価として音源を無料DLできるサイトを簡単に構築できるウェブアプリ「Social Unlock」をローンチしました。このアプリを利用して、フランスのロックバンドM83はファンに新アルバム「Hurry Up, We're Dreaming」から無料でダウンロードしてもらう代わりに、曲の感想をファンにつぶやいてもらうプロモーションを実施しました。
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8月
SoundCloudは「Competition App」をローンチしました。米ヘビメタバンドのMastodonは新アルバム「Hunter」のプロモーションに、同アプリを利用して音楽ファン特にミュージシャンに挑戦するコンテスト「Curl of the Burl #Competition」を行いました。これは、SoundCloudからギターまたはドラム無しの楽曲をダウンロードしてもらい、ファンに自身の演奏をミックスしたバージョンを投稿してもらうコンテストで、勝者にはSoundCloud1年分有料アカウントなどが贈呈されました。ちなみにMobyも同アプリを利用し、Destroyed.のリミックスコンテストを実施しています。

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9月
Blink 182新アルバム「Neighborhoods」のプロモーションに, 発表前に(プリセール時に)SoundCloudと位置情報サービスのSimpleGeoなどを連動させ、ファンが無料でストリーム再生しながらGPS機能を用い周囲(Neighbor=近所)のファンとチャットができ、ハッシュタグ#neighborhoodsでつぶやけるミニサイトを公開しました。Turntable.fmの部屋のコンセプトをリアルな住所で開催するというアイデアを実現させた企画でした。

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10月
英アーティストのOlly Mursは録音機能が付いたSoundCloudモバイルアプリから、オーディオメッセージを録音しハッシュタグ#Mursday を付けて配信、Facebook, TwitterなどSNSへ共有し始めました。アルバム発表や発売日、ありがとうのメッセージ、フェスティバルのバックステージの様子など、いち早くバンド情報を生の声(本人)で伝えてくれています。

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11月
世界のレア音源の再発を取り扱うオンラインストア兼レーベル、Soundway Records (サウンドウェイ・レコーズ)は、南米コロンビアのレアレコードを収録したコンピレーションの発売にあたり、音楽カタログとコロンビアの地図を連動させた、埋め込み可能なインタラクティブな音楽マップを公開しました。

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地図上の街をクリックすると、アーティストの音楽や写真、動画がポップアップで閲覧でき音楽が再生できる仕組み。

12月
英アーティストのEmmy The GreatはAshのティム・ウィーラーとの新アルバム「This is Christmas」のプロモーション(もしくは親切心から)、ファンからTwitterまたはFacebook経由で寄せられたクリスマスのジレンマを、EmmyがSoundCloud上で返答し、質問内容と返事のリンクを付けたメッセージをSNSで共有してくれるファンサービスを行いました。

いかがでしたでしょうか。ここにあるキャンペーンではSoundCloudで音楽を公開配信するだけでなく、様々なウェブサービスとの連携した取組みが数多く見られます。また目的に応じてファンが楽しめる仕組みの構築においても、革新的な機能が上手く活用されています。(SoundCloud API, Social Unlock, Premiereなど)

そして50セントやMoby、ビョーク、フーファイターズなど大物アーティストがSoundCloudを利用し始めたことは、これまでは欧州のアングラ系エレクトロニックプロデューサーやDJの間で人気だったサービスが、世界規模で別の音楽ジャンルにも広がり始めたことを示しています。SoundCloud的にはジャンルへのこだわりは無いと思いますが、新たなユーザー層で利用が増えユーザーに価値が提供できることはコンテンツ配信共有サービスにとってはうれしいことだと思います。

日本でも(個人的にフォローさせて頂いている)Small Circle of Friends (@SCOF75)さんだったり、七尾旅人さん(@tavito_net)のリミックスだったり、音源更新情報を投稿するだけでなくTwitterを使い音楽をコンテキストとして配信するなど、他サービスとの連携によりユーザー層を拡大しているように感じます。

http://soundcloud.com/scof75
http://soundcloud.com/nanao-tavito
七尾旅人が楽曲パラデータ配布、いつのまにかリミックス大会に(10/26 ナタリー)

最後に。SoundCloudはユーザーとの交流を大切にする企業文化があり、世界中のウェブサービス開発者達やDIYクリエーター達の支援とコミュニケーションを常に行っています。コミュニティが活性化することで、価値観を共有できるエヴァンジェリストが増え、形成された仲間と場所には次々と新たな仲間が増えてきます。SoundCloudの文化は、インディペンデントなコンテンツクリエーターや開発者の作品をリアルの場に届けやすくしてくれる環境作りの可能性を拓いているといえるでしょう。2011年にはサンフランシスコにオフィス開設、モバイルアプリ、HTML5ウィジェットの発表などサービスを拡充してきておりSoundCloudへの期待は膨らみむばかり。今後が楽しみなサービスの一つです。

ご参考
までに関連記事です。興味のある方は是非。

ソーシャル音楽共有サイト「 SoundCloud 」が間もなく有力VCから大規模な資金を調達 (10/18/2010)

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ソース

アナログレコードLPの売上が36.5%も増加、人気復活とコアファンへの付加価値提供の可能性を考える


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米国の音楽、映像ソフト販売を集計するNielsen SoundScanによれば、2011年のアナログレコードのアルバム販売が350万枚に達し前年比で36.5%増加したことが分りました。

2010年には280万枚を売上げたアナログ市場。Nielsenが今年5月に発表した2011年の予測では25%強でしたので、10%以上も高かったということですね。

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コアな音楽ファンには嬉しいニュース、アナログレコード売上は2011年に25%以上成長 [インフォグラフィック](5/25)

アナログレコードは将来的にCD売上と逆転するという考えも起こっており、今年はForbesThe Economistなど大手メディアでも特集記事が組まれるなど、旧式フォーマットと思われてきたアナログレコードがカムバックするのかと期待を抱かせる年でした。

音楽業界やストア、 RadioheadやBlur等のアーティストもアナログオンリーのリリースや「Record Store Day」などイベントを通じ、コレクターから新しいファンまでが楽しめる音楽好きコミュニティの醸成を図り音楽体験を深める活動を実施してきたことも、人気拡大の要因だと捉えられます。

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英国でもアナログレコードの売上が増加しています。2011年前半(1-6月)には前年比55%の売上を記録し10月には2010年の販売枚数234,000枚を超える240,000枚以上に達するという人気急騰を示しています。こちらのRadioheadの「The King of Limb」のアナログ限定パッケージが発売されたことで、ファンにとってはコレクションとなる付加価値を提供してくれます。

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10月末時点で英国のOfficial Chart Companyが発表したアナログレコード売上トップ10はこちら。
01 ‘The King Of Limbs’ - Radiohead
02 ‘21’ - Adele
03 ‘Different Gear Still Speeding’ - Beady Eye
04 ‘Suck It And See’ - Arctic Monkeys
05 ‘Let England Shake’ - PJ Harvey
06 ‘Bon Iver’ - Bon Iver
07 ‘Submarine (Ost)’ - Alex Turner
08 ‘Director's Cut’ - Kate Bush
09 ‘Build A Rocket Boys’ - Elbow
10 ‘Nevermind’ – Nirvana

また英国では、BBCが元旦のラジオ放送では、昨今の人気を受けてアナログレコードのみをエアプレイすると発表しています。BBC 6Musicはコアな音楽ファン向けのステーションとDJの集まりとして知られていますので、アナログレコードへの価値観と共感も生みやすいコミュニティを形成します。
BBC Radio 6 Music goes vinyl-only on New Year's Day (12/26 The Guardian)

ただしこれらは海外の話で、CDが売れる日本ではあまり聞かれない話です。アナログ=「古い」という印象が定着しているからでしょうか?もうCDも新しいフォーマットではないのですけれど。


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そのまま陳列させればアナログレコードは古いメディアかもしれませんが、ストーリーの作り方、見せ方、導線の引き方をアレンジするだけで、既存の消費者や情熱的なファンにコンテンツを愛してもらう要素を提供でき、さらに商品を購入するだけの付加価値の提供も可能ということを、アナログリバイバルは示唆してくれていると自分は感じます。コアなファン層とつながることで、仲間同士での情報交換やアーティストに関する情報発信も彼らが盛んに行ってくれると期待できます(アナログファンは本当に語りあう仲間がほしいと感じます)。

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「古いフォーマットだから」、「古いやり方だから」と切り捨て、人気だからと単純に新しいモノへと移ったのでは、つながりが生まれないしリスクも高い。既存のコミュニティと価値を共有できるつながりを考え、ファンに喜んでもらえる付加価値を誠実に提供するアプローチも、情報やデジタルで満ちあふれた現在の社会においてまた一つの可能性かと思いました。

最後に全く変わった付加価値提供の仕方について。元ホワイト・ストライプスのジャック・ホワイトが運営するレーベル「Third Man Records」は、楽曲のプロデュース以外にも珍しいアナログレコードの通販などを行いコアな音楽好きとつながっていますが、次に発表した製品はなんとiPhoneケース。それも本物のアナログレコードで作られたケースです。こんなケースならアナログファンだけでなく、音楽好きのiPhoneユーザーやテック系メディアも手に取りたくなってしまうとは思いませんか?

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Third Man 45 iPhone 4S Case Is Super Awesome (12/27 Mac Observer)

会員制音楽ストリーミングサービス「Spotify」が2011年最もストリーミング再生された楽曲ベスト100を国別に発表

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世界最大規模の会員制音楽ストリーミングサービス「Spotify (スポティファイ)」が、2011年に最も人気のあった音楽を国別で発表しています。ただしストリーミング再生された回数についてSpotifyはコメントを出していません。


【Spotifyとは】
Spotifyはソーシャル機能を搭載するオンデマンドなクラウド型音楽サービス。フリーミアムのビジネスモデルで、無料プラン(広告、再生時間制限付き)と2種類の有料プラン(広告・制限無し)を提供しており、ユーザーはPCやモバイル、アプリ経由で1500万曲から好きな音楽をいつでもどこでも聞き放題で堪能できます。
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現在欧米12カ国で展開しており、2011年には有料会員数が250万人に到達するほど休息に人気を集めています(比較すると、モバイルSuicaユーザーが5年目の今年250万人に達したそうです)。

Facebookとのソーシャルな連携の強化、アプリプラットフォーム展開など、他社とは一線を画す機能を提供し音楽業界に新たな可能性と破壊的ビジネスモデルを示している音楽サービスです。

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こちらは米国在住の梶原健司さんによるすばらしいSpotifyのレビュー記事です!日本では利用できないサービスなだけに貴重な意見です。
1,500万曲が聞き放題!音楽配信サービスSpotifyをあらためて使ってみた【梶原 健司】(12/26 TechWave)

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今回公開されたレビューサイトでは、Spotifyが利用可能なフィンランド、ノルウェー、オランダ、スウェーデン、英国、スペイン、米国、フランスの8カ国別に最もストリーミングされた楽曲トップ100曲がリストアップされています。(オーストリア、デンマーク、ベルギー、スイスはのぞく)

以下は米国のトップ10です。1位には、2012年1月に来日公演を控えるFoster  The Peopleの『Pumped Up Kicks』が選ばれました。

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このリストの印象としては、2つ気になったことがあります。一つ目は(デジタルDL同様)メインストリームな音楽が好まれる傾向にあると感じました。2011年にDL販売でも大きく売上を残した大物アーティストが各国にランクインしていることは、彼らが所属するメジャーレーベルの経営・宣伝担当者にとっては、Spotifyがデジタル販売の利益を奪い取るカニバリゼーションは起きていないと現状では感じられます。

二つ目は、ローカルのアーティストが全くリストに含まれていないことでした。スウェーデンのVeronica MaggioSeptember, オランダのGotyeくらいでしょうか(Gotyeはベルギー/オーストラリアのハーフ)。それでも彼らのアルバムは各国で1位になるほどかなり知名度はある方々のようです。名だたる大物アーティストが各国で好まれる=目立つ、共有されやすい環境の中、ローカルのアーティスト、特に実績も知名度もないアーティストがどのようにSpotifyを活用して(またはしないで)ファンとコミュニケーションを図るか、今後注目するべきテーマです。

ちなみにスペインのPablo Alboranはアルバムがデジタル配信のみで10位にランクインしていますので、オンライン上での口コミやPRでヒットしたのではと予想すると、Spotifyも成功に寄与していると考えられます。

こちらはiTunesのトップ売上ソングのリストです。Foster The Peopleの楽曲はiTunesダウンロードでは年間9位なので(Katy PerryはSpotifyプレイリストではランク外)、Spotifyユーザーとダウンロード購入者では属性が若干違うことが分ります。
iTunes Top Selling Songs
1. Adele: 'Rolling In The Deep'
2. LMFAO: 'Party Rock Anthem'
3. Katy Perry: 'Firework'
4. Bruno Mars: 'Grenade'
5. Cee Lo Green: 'Forget You'
6. Pitbull feat. Ne-Yo, Afrojack & Nayer: 'Give Me Everything'
7. Katy Perry feat. Kanye West: 'E.T'
8. Maroon 5 feat. Christina Aguilera: 'Moves Like Jagger'
9. Foster the People: 'Pumped Up Kicks'
10. Nicki Minaj: 'Super Bass'

ご参考までに公式サイトと日本語サイトも追加してみました。Spotifyのプレイリストへのリンクボタンを貼るアーティストも出てくるなど、オンラインマーケティングの充実さでは米国の努力は目を見張るものがあります。日本語サイトには更なる改良と導線を加えていただき、より深い音楽体験を消費者やファンに提供してもらいたいと感じました。

1. Foster The People (フォスター・ザ/ピープル)公式サイト日本語サイト
“Pumped Up Kicks”

2. Gym Class Heroes, featuring Adam Levine (ジム・クラス・ヒーローズ ft アダム・レヴィーン)公式サイト日本語サイト
“Stereo Hearts”

彼らの公式サイトはなんとTumblrで構築されている!ちなみに所属レーベル「Fueled By Ramen」のTumblrもビジュアル的にシンプルなコンテンツが凝縮していますので、ご参考までにぜひご覧ください

3. Adele (アデル)公式サイト日本語サイト
“Rolling In The Deep”

4. Rihanna(リアーナ)公式サイト日本語サイト
“We Found Love”

5. Foster The People(フォスター・ザ・ピープル)
“Helena Beat”

6. Maroon 5(マルーン5)
“Moves Like Jagger”

7. Nicki Minaj(ニッキー・ミナージュ)公式サイト日本語サイト
“Super Bass”

8. Skrillex(スクリレックス)公式サイト/日本語サイト
“Scary Monsters And Nice Sprites”

9. Pitbull, featuring Ne-Yo, Afrojack & Nayer(ピットブル ft. 二ーヨ、アフロジャック、 ネイヤー)公式サイト日本語サイト
“Give Me Everything”

“Party Rock Anthem”

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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生き残れるか?生まれ変わったソーシャルエンターテイメントポータル「MySpace」の新機能

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image via Business Insider
今年6月末に広告ネットワークのSpecific Media(とジャスティン・ティンバーレイク)に買収された、衰退したかつての大手SNS『MySpace』が新しいマネジメントの元、再発進したということで、チェックしてみました。

刷新されたMySpaceは、無料の音楽オンデマンドプレーヤー、音楽レコメンデーション機能、サーチエンジン、Facebookとの連携などが加わりました。かつての競合であるFacebookとの連携を始めたことも、驚きの決断ですが、当然の流れと思えます。

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image via Popsop

以下はビルボードの記事の抄訳です。

MySpaceのCOO(最高執行責任者)であるChris Vaderhookは、「(Facebookとは)自然な相互関係があります。彼らのユーザー数やSpotify, MOG, Rdioとの連携を考えた場合、MySpaceのカタログも解放することは意味のあることです」とビルボードに説明しています。

ビルボードはMySpaceのカタログの重要性を指摘します。MySpaceは所有する総数4200万曲以上のカタログの内、3000万曲におよぶインディー系アーティスト、新人アーティストの楽曲への独占的アクセス権を保有しています。VenderhookはMySpaceのブランドをソーシャルネットワークサービスとしてでなく、ソーシャルな音楽サイトとして復活させることを視野に入れています。

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大きくフォーカスしたのは、ディスプレイ広告付きのPCおよびモバイル向け無料音楽プレーヤー(曲の間に音声広告は流れない)と強化された音楽検索機能です。MySpaceによれば、現在公開中のベータ版ではユーザーが1時間以上にわたり20曲以上を再生しており、一人あたりの平均音楽再生回数が10%増加したと述べています。

音楽プレーヤーの説明

音楽プレーヤーは以下の機能を搭載します
- オンデマンド再生:シングル、アルバム、プレイリストをオンデマンドで再生できる
- Facebookとの連携:聴いた音楽情報をFacebookのウォールやティッカーに流して友人と共有できる
- パーソナルラジオ機能 (Radio Mode):これまで聴いた楽曲に基づき新たな音楽を自動でレコメンドしてストリーミング再生してくれる。メジャー、インディー、新人などMySpace上のアーティスト1500万組の楽曲からストリーミングしてくれるアーティストラジオ機能もある
- 楽曲検索:ブラウズ・ディスカバーなどオプションの選択が可能

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広告ビジネスとしては、広告主向けに映像制作の舞台裏などを加えたミュージックビデオの作成およびカスタマイズして提供していく予定です。MySpaceは新たなサービスを加えたフルスケールリローンチを2012年前半に予定しており、音楽プレーヤーはその第一歩にすぎません。

ですがユーザー数の急減は止まりません。ComScoreによればMySpaceの月間ユニークユーザー数は2010年11月から2011年11月にかけて5430万人から2490万人へ約50%減少しています。

実際に音楽プレーヤーを使ってみました。音楽プレーヤーもラジオモードも、あまりにもジャンルが一般的な音楽が続けざまに再生されるので、スキップばかりしてしまい、MySpaceが唄うインディー系アーティストの音楽発掘は一度も体験できませんでした。また、サイトも使いづらく、再生中に検索するとけんさくされたアーティストの楽曲がいきなり始まってしまうという結果でした。

MySpaceが抱える多数の無名アーティストにとって、今回のリニューアルはどのように影響するのでしょうか?MySpaceが説明するアーティストの数も、もしかしたら過去に登録だけして楽曲をアップしていたアーティストのアカウント数のことを指しているとしたら(古い楽曲の使い回し状態?)、どのようにして新しい楽曲やアーティストとのインタラクションを今後増やすのでしょうか?

みなさんはどう思いますか?

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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ソース
Exclusive: MySpace Launches New Music Player, Search Function, Facebook Integration (12/19 BIllboard biz)
New MySpace "Unleashes World's Largest (100% FREE) Online Music Library" (12/19 hypebot)